Blood Diamond「ブラッド・ダイアモンド」見ました。レオナルド良かった…
今週末「ブラッド・ダイアモンド」を見に行った。
レオ嫌いのティムは本当は「バベル」が見たかったみたいだけど、「私もレオはタイタニック以降いまいちだったけど、この間のディパーテッド最高に良かったじゃん!」と必死に説得。
そう、最近のレオは私には光って見える。彼の出る映画は間違いない、と思えるようになってきた。
そして、その予想は大きく当たった!
内容:
アフリカの紛争地域で生産され、戦争の資金として大量に不法に売買されるダイヤ…それが「ブラッド・ダイヤモンド」。
ダイヤの密輸業者ダニー(レオ)は、ある牢獄で、シエラの素朴な漁師ソロモン(ジャイモン)が幻のピンクダイヤをどこかに隠し持っていることを知る。
有能な軍人でありながらも、取引先のイギリスの犬のように闇の生活に身をおくダニーは、これが自由の切符だとソロモンにダイヤのありかを聞き出そうとする。しかし、ソロモンはゲリラにさらわれた家族を探し出し、無事再会させることを取引にする。さらわれたソロモンの息子は、ゲリラ軍の一員とされてしまっていた。
皆が血眼になって探し回るピンクダイヤのありかを知るのはソロモンのみ。ダニーは一時的にソロモンと手を組む…
断然「バベル」を選ばなくてよかった。最高だった…!!!
完全にフィクションアクションだと勘違いしていた私は、真実に基づいた話と聞いて、あまりの衝撃に絶句。
何千年昔のように村を襲撃する野蛮人達よろしく、ゲリラたちが村々、町々を襲撃してまわり、使える大人はダイヤ収集にまわし、子供は薬付けにして銃で人殺しを覚えさせる…。全ては金を持つ国々に売るダイヤを探すために、現地のアフリカ人たちが殺されていく。
このタイトルは「イメージが悪くなる」と、ダイヤモンド業界ではとんでもない問題作となった。いまやこのような非道なダイヤ収集は殆どなく、「紛争ダイヤはほぼ根絶された」と、大手ダイヤ会社のデビアスが報告書を発表するほど。
しかし子供の兵士たちは未だたくさん残っているという。
いや、さすがに私もこれから子供たちを救う募金には積極的に協力しようって思ったもん。
そして南アフリカ人ダニー扮したレオナルド…すごい。
なんていうか…この人顔つきがもう「ギリギリを生きている人」という役なら、なんでもできそうな雰囲気。デパーテッドでもそうだったけど、生き様が悲痛で、ハングリーで、めちゃくちゃ悲しい。
昔の「プリンス」系ばっかやってた彼とはわけが違います。
発音もかなり現地人に近づけており、途中何を言っているのかわからなくなるので字幕が出るくらい。
迫真の演技で、見事オスカーアカデミー賞に主演男優賞でノミネート。
いや、本当はデパーテッドでもノミネートしてほしかったんだけど、あれは助演男優賞と作品賞とかがノミネート。
レオは今までギルバートグレイプ、エヴィエーターでノミネートされている。エヴィエーターは採る気満々だったのに、ジェイミーフォックスの「Ray」にやぶれた。あれはしょーがないよ、ジェイミーがすごすぎたし。
今回は本当にチャンスがあるので、是非とってほしい。